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観光スポット:南海本線 樽井駅

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樽井駅まで延長して開業したのは明治30年(1897)10月1日である。南海電鉄は日本初の私鉄会社で明治18年(1885)に難波と堺のあいだで開通していた。難波と和歌山間の開通は明治36年(1903)である。
 開通式には近在から弁当持ちで汽車見物に集まり、駅の海側にあった「高砂の松原」は人でうずまった。当時の汽車はひとつの車両が4つに仕切られ、扉も片面4ヶ所、ガス灯が4個ついていた。樽井と難波の所要時間は一時間半だった。
 昭和5年(1930)に山側に阪和電鉄が開通すると、スピード・運賃などの競争が激化し、阪和は砂川奇勝や山中渓温泉を、南海は淡輪遊園地や海水浴場を売り物にして宣伝した。
 大正元年(1912)8月に樽井に初めて電灯がついた。南海電鉄からの送電を受け、一戸一灯、6燭光で1ヶ月1円と定められていた。
プラットホームを見ると、車両の変遷でホームの高さが高くなったのがわかる。

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