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観光スポット:たまねぎ顕彰碑

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 泉州地域の玉葱栽培の歴史は古く、明治時代から水稲の裏作として二毛作田で作られていた。水分が多く甘みがあり柔らかいのが特徴だ。今は下火となったが、盛況だった昭和18年の統計によると、泉南地方全体の田地面積5491町のうち、二毛作として玉葱を栽培した面積は2781町で51%を占めている。

 玉葱の功労者は、その技術を伝えた岸和田の坂口平三郎、栽培を確立した今井佐治平ら田尻の篤農家四名、それに玉葱を流通ルートに乗せることに成功した新家の森本徳松の功績が上げられる。森本は「ねぎ師」の走りだった。たまねぎが輸送・貯蔵に耐える生活必需商品であることから、投機性の高いタマネギ相場が形成された。

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