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観光スポット:専徳寺

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 明応3年(1494)に創建された真言宗辻本道場だった。天正5年(1577)の信長の紀州攻めで全焼した。寛永12年(1635)に専徳寺(真宗)として再興されている。
宝永4年(1707)の大震災で破損したとき、その再建費用は、江戸で活躍していた樽井の石工・石屋(正木)半四郎が出資した。
 
「いたら見てこい、専徳寺の天水枡」といわれる名工・奈良利(奈良屋利兵衛)が安政4年(1857)に制作した天水枡がある。正面に桐と菊の文様を浮き彫りにし、その下の八人の力士が重みに耐えている姿は、ユーモラスながら力のこもりを巧みに取り入れて表現していると評判である。

 この地は「城屋敷」とも呼ばれた。隣り合わせの受法寺との間に深い溝を作り独立した城郭をなしていた。根来寺と手を握り、掘割によって守護していたのだが、その形跡は今も確認できる。

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