以前は「おんどり」と呼ばれ、交差点近くに大鳥居が道をまたいでいた。交通標識が「おおとりい」となりこれが一般化しつつある。 根来街道沿いのこの交差点付近に、昭和40年代まで狛犬・燈篭と共に大きな鳥居が道いっぱいに立っていた。この先2kmの金熊寺(きんゆうじ)にある信達(しんだち)神社の鳥居なのだ。 その鳥居が道路の拡幅工事のため邪魔になり、近くの十二本松のお旅所に移された。お旅所ではやぐら曳航の人たちが休息し、また御座神事が行われていた。なお、狛犬と燈篭は馬頭観音の敷地に移して設置されている。 信達神社は信達13郷の産土神で、毎年10月に神輿を樽井の浜まで渡御していた。このやぐら曳航はいつの頃からか廃止されている。 |