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観光スポット:海営宮池(かいごいけ)


 行基(668‐749;伝道僧で道・池・寺を造った)が開いたと伝わる池である。飢餓に苦しむ農民を救うための農業用水であった。
 中島にあった観音堂は海会寺の一部であり、根来寺の北の玄関口といわれていた。信長の根来攻め(1577年)によって海会宮寺の多くの伽藍が焼失したが、中島にあった観音堂だけが焼け残って、長慶寺が創建された、と伝わる。
 灌漑用水として農民には不可欠の貯水池であり7万m
を越える広さを持つ。利用する5ヵ村(大苗代・市場・北野・中小路・岡田)では、古くから池郷組合を作って水の利用を相互規制していた。
 昭和47年(1972)に堤の水際で、一万年前の「木の葉型尖頭器」が見つかっている。旧石器時代から縄文文化時代の過渡期の代表的遺物であり、泉南市域で人類が残した最古の遺産である。

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