直線上に配置

観光スポット:茅渟(ちぬ)神社


祭神は天照大神の子どもたち八柱(八王子)で八王子社と呼ばれていた。熊野信仰が盛んだった平安の頃に、熊野権現を祭神にした八王子社が数多く創建されているが、そのうちのひとつである。
 明治3年(1870)に茅渟神社と改めた。400年前の社殿は、桃山建築の様式を伝えている。
 元禄時代の三十六歌仙の絵が現存していて、社宝としている。江戸から明治にかけ信達荘の「戎(えべっ)さん」として賑わった。今も1月10日に「樽井のえべっさん」として祭事がある。「ちぬ」釣りの愛好者が遠近から参拝に訪れ、福笹をいただいている。
 10月に行われる祭礼は、4台の山車、その後にお稚児さん、そして神輿が行列を組んで、神社から樽井浜までお渡りする。このような渡御形態が残っているのは、大阪では珍しく大切に守っている。この行列を見ようと沿道には人が群れ、樽井の浜でも大勢の人で賑わう。

コース一覧へトップ アイコンスポット一覧へ
直線上に配置