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観光スポット:赤レンガ工場



 泉南市には多くの繊維関連の工場があり、活況を呈していた。
 江戸時代には、木綿の布地を起毛させた「紋羽」織りが樽井周辺で盛んだった。防寒の役目をすることで、明治の軍服の裏生地として使われ、また、明治の終わりから昭和の初めにかけ「紋羽」は足袋の裏生地となって出回ったので、紋羽関連工場が特に盛んだったが戦後衰退して行った。大正時代以降は多くの紡績・織物工場が樽井にあり、昭和40年代まで泉南は繊維産業で栄えていた。
 当時は赤レンガ工場が多数見られたが、写真の工場は大正時代に西野紋羽として創業した赤レンガ工場で、その後西野紡績に名前を変え業種も変更した。

 大正時代の赤レンガの建物の中で、西野紡績工場跡が今も健在で「赤レンガRui」として多目的に利用されている。
 また、樽井の醤油工場・山玉醤油は平成2年まで操業していた赤レンガ工場だった。煙突とともに今も残っている。

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